WAR崩壊後は急に天龍とは疎遠になる。私も転職し後に体を壊して、昔のように全国を飛びまわれなくなっていた。

そんな中無理して観に行ったのがハッスルだった。当時はいろいろ期待をしていた部分もあったが、結果的には残念な形になってしまった。

ハッスル時代の天龍はあまり覚えていない。というかハッスル自体が思い出せないのだ。過去に書いた観戦記見ても本当に自分が見たのか思い出せないくらい記憶にないのだ。

これも無理やり時間作って観に行ったのだが、WJの北九州大会のメインのほうがむしろ印象深い。あの福岡ドームのメインを張った天龍・長州組が、ガラガラの小倉北のメインにいるのは、なんともやりきれない感じがした。

結局WJ観戦はこれが最初で最後になった。以降の天龍は再び私の中では映像の人になっていった。

天龍プロジェクト以降は地方にも出なくなり、ショートタイツの天龍はいつしかロングタイツになり、上半身をTシャツで隠すことも多くなった。ただ、引退が決まったあたりから、再び上半身を脱いで闘い出したのは天龍なりの意地だったと思う。

そして、引退ロードが決まり、博多スターレーンに天龍が降臨した。この時点でスターレーンには行くけど、11.15は観に行かないと決めていた。天龍は今を生きるレスラーであり、自分の中では過去にはしたくなかったのだ。

そのスターレーンでは、同じく今を生きるレスラー、藤田ミノルが天龍に噛み付いた!すでにベテランになった藤田があんなに遮二無二、天龍に突っ掛かり、天龍も引退を控えたとは思えないほど、大人気なくテーブルをひっくり返したり、藤田のTシャツを脱がせてグーパンチ&天龍チョップの洗礼を浴びせたり、やりたい放題していた。

ある意味レジェンドとして奉られるより、今を生きるいち選手として対峙した藤田も見事だが、それに本気で立ち向かう天龍も素晴らしかった。この対決である意味自分の中でふんぎりがついた気がする。

これを書いている時点ではオカダが天龍にどう対峙しているのかはわからない。だが、天龍は最後まで大人気ないままリングにあがると思う。

引退試合に新必殺技を用意するあたりもいかにも天龍らしいと思う。実際に繰り出せるかどうかは問題ではない。その心意気がある限り革命は終焉なんかしないのだ。

それが生でみてわかったから、敢えて両国にもライブビューイングにもいかない選択をした。

なぜなら私も今を生きていたいからである。天龍の革命は一旦幕を降ろすが、天龍が我々に灯した炎は私が死ぬまで消えることはない。

 
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